コマツと環境との関わり

コマツは、事業活動が地域および地球規模の環境問題と深く関わりがあることを認識し、以下の重点4分野を重点テーマとして取り組みます。
  1. 1) 気候変動への取り組み
  2. 2) 循環型社会構築への取り組み
  3. 3) 大気・水環境などの保全および化学物質管理
  4. 4) 生物多様性
コマツグループは、2010年に内容を見直した「地球環境基本方針」に沿い、
  1. 1) 持続可能な発展への貢献
  2. 2) エコロジーとエコノミーの両立
  3. 3) 企業の社会的責任
を基本理念に、全事業領域にわたりグローバルな実現に取り組んでいます。

地球環境基本方針(2010年6月改定)

基本理念

1. 持続可能な発展への貢献

人類は、豊かで快適な社会を発展させるとともに、かけがえのない地球環境を健全な状態で次の世代に引き継いでいかなくてはなりません。

私たちコマツは、環境保全活動を経営の最優先課題の一つとして位置付け、あらゆる事業活動において、先進の技術をもって環境保全に取り組み、製品のハイブリッド化によるCO2削減やモノ作りによって持続可能な発展に貢献します。

2. エコロジーとエコノミーの両立

私たちコマツは、エコロジー(環境に優しい)とエコノミー(経済性に優れている)の両立を追求し、お客さまに満足いただける優れたモノ作りを行います。商品の生産から廃棄までのライフサイクル全体の環境負荷が最小限になるように努めるとともに、燃費の改善やリサイクル可能率の向上など、経済性にも優れた商品を提供するために、常に技術革新に取り組みます。

3. 企業の社会的責任

私たちコマツは、それぞれの事業所の立地している地域の法令の遵守はもとより、地球環境および各地域の環境課題を踏まえた自主基準を制定して環境保全を推進します。また、各地域の環境保全活動に積極的に参加し、地域社会との緊密なコミュニケーションを図ることによって、企業の社会的責任を果たすとともにコマツを取り巻くあらゆる関係者(ステークホルダー)から信頼される企業をめざします。

行動指針

1. 地球環境問題への基本姿勢

私たちコマツは、事業活動が地域および地球規模の環境問題と深く関わりがあることを認識し、以下の重点4分野の環境問題について次の基本姿勢で臨みます。

  1. 1) 気候変動への取り組み
  2. 2) 循環型社会構築への取り組み
  3. 3) 大気・水環境などの保全および化学物質管理
  4. 4) 生物多様性
2. 環境管理体制の構築

コマツ本社・生産事業所および主要な関係会社は環境ISOの認証を取得し、環境管理体制の維持・向上をめざし、その他の事業所・協力会社も環境管理体制を整備し、グループ全体での環境負荷低減に取り組みます。

「コマツ地球環境委員会」では、コマツグループの環境行動計画および環境に関するガイドラインを策定します。これに基づき、グループ各社・各事業所はそれぞれの中長期目標を設定し、具体的な行動計画を策定・推進するとともに定期的にレビューを行い、継続的な改善に取り組みます。

3. 環境教育および環境コミュニケーション

私たちコマツは、一人ひとりの環境意識の向上が大事であると考え、全従業員への環境教育・啓発活動を積極的に推進します。

環境情報について、生産事業所だけでなく、主要関係会社・協力企業などの環境関連情報も収集し、事業活動全体の情報公開に努め、お客さま、従業員、地域社会、協力企業など、コマツを取り巻くすべてのステークホルダーとの積極的な対話を深め、環境コミュニケーションをより充実させます。

トピックス・粟津工場新組立工場

建屋統合による床面積削減効果、空調・照明の省エネに加え、バイオマス蒸気ボイラーシステムや太陽光パネルなどで電力を創出することにより、年間購買電力量の約90%を削減予定です。同時に、生産性の徹底追求により面積あたりの生産性を2倍に向上させています。

粟津工場新組立工場
粟津工場新組立工場

バイオマス発電については、石川県の「かが森林組合」から供給を受ける木質チップ(年間7,000t)を燃料にしてボイラーを稼働させ、発生した蒸気を空気圧縮機、発電機、吸収式冷凍機で利用しています。これにより、年間で約1,400MWhの電力と約800kℓの重油の節約が見込まれています。

バイオマス発電建屋
バイオマス発電建屋

環境関連指標の推移

■ 生産におけるCO2削減活動

国内CO2排出量
海外CO2排出量

■ 廃棄物発生量

国内廃棄物発生量
海外廃棄物発生量

■ 電力推移の見通し

電力推移の見通し

■ 水の使用量

水の使用量