代表取締役会長 野路 國夫(左)、代表取締役社長(兼)CEO 大橋 徹二

代表取締役会長 野路 國夫(左)、代表取締役社長 大橋 徹二(右)

事業の経過およびその成果

2015年3月期(2014年4月1日から2015年3月31日まで)の連結売上高は1兆9,786億円(前期比1.3%増)、営業利益は2,420億円(前期比0.7%増)となりました。建設機械・車両部門では、北米、欧州などの先進国で一般建設機械の需要が堅調に推移し、為替が円安に進んだことで、新興国の一般建設機械および鉱山機械の需要低迷に伴う販売量減少を補い、売上げは前期並となりました。産業機械他部門では、自動車業界を中心とした設備投資に支えられ、鍛圧機械の販売が堅調に推移したことで、売上げは前期より増加しました。

2014年度実績 <米国会計基準>

2015年3月31日に終了した事業年度(2014年度)
売上高 1兆9,786億円(前期比1.3%増)
営業利益 2,420億円(前期比0.7%増)
売上高営業利益率 12.2%(前期比0.1ポイント減)
税引前当期純利益 2,360億円(前期比2.5%減)
純利益*1 1,540億円(前期比3.5%減)
  • *1 米国会計基準における「当社株主に帰属する当期純利益」
  • 注: 金額は億円未満を切り捨てて表示しています。

2015年度の連結業績見通し(2015年4月27日公表)

2016年3月31日に終了する事業年度(2015年度)
売上高 1兆8,800億円(前期比5.0%減)
営業利益 2,210億円(前期比8.7%減)
売上高営業利益率 11.8%(前期比0.4ポイント減)
税引前当期純利益 2,140億円(前期比9.4%減)
純利益*2 1,380億円(前期比10.4%減)
  • *2 米国会計基準における「当社株主に帰属する当期純利益」
  • 注: 金額は億円未満を切り捨てて表示しています。

配当金について

1株当たりの年間配当金*3
1株当たりの年間配当金
  • *3 配当金は決議ベースです。
  • <コマツの配当方針>
  • ● 連結業績を反映した利益還元を実施し、引き続き安定的な配当の継続に努めていく。
  • ● 連結配当性向を30%以上とし、連結配当性向が50%を超えないかぎり、減配はしない。

対処すべき課題など

2016年3月期(2015年4月1日から2016年3月31日まで)は、建設機械・車両部門において中国をはじめとする新興国で需要の減少が大きく、また、鉱山機械需要が資源価格低迷による投資マインドの冷え込みから更に落ち込み、市場環境は一段と厳しくなることが見込まれます。しかし、中・長期的には、建設・鉱山機械需要は、世界人口の増加と都市化率の上昇を背景に、増加に転じるものと考えています。引き続き、お客さまへの総合的なメリットを訴求するビジネスモデルの展開を図るとともに、経営環境の変化にもフレキシブルに対応できる体制を強化します。

コマツは、コーポレート・ガバナンスを強化し、全社員が「コマツウェイ」を共有することで、安全・環境・コンプライアンス、品質保証などの基本活動を追い続け、業績向上と企業体質の改善および社会的使命の達成をバランスよく実現させていきます。

株主の皆さまにおかれましては、引き続き変わらぬご支援とご協力を賜りますようお願い申しあげます。

2015年7月

野路 國夫

代表取締役会長
野路 國夫

大橋 徹二

代表取締役社長
大橋 徹二