既存事業の成長戦略

既存事業においては、新商品の開発、生産、販売に加え、アフターマーケット事業、レンタル・中古機の循環事業などで構成する「バリューチェーン」全体を、M&Aなども活用しながら強化します。2015年度はメキシコの代理店、ならびにドイツのアタッチメントメーカー「レンホフ社」を買収しました。今後さらなる拡大を図っていきます。

新商品の開発については、ダントツ商品の開発に注力しつつ、先進国における最新の排出ガス規制対応、また新興国各国のニーズにあった商品の開発を進め、浚渫、解体、産業廃棄物、農業土木などの分野向け商品の拡充にも努めます。

フォークリフト事業では、新型のバッテリー車「FEシリーズ」、油圧駆動式エンジン車「FHシリーズ」の商品系列拡大に注力します。

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建設機械のバリューチェーン(イメージ)

またアジアでダントツNo.1の確固たる地位を築くため、タイにトレーニングセンターを、インドネシアに開発センターをそれぞれ新設し、現地向けの商品開発や代理店人材の育成に一層努めます。

さらに砕石・セメント分野に焦点を当て、建設・鉱山現場向けソリューションで培ったノウハウを活かし、お客さまの現場の課題解決に貢献することで、当分野における我々の地位を全世界で高めます。

また林業機械事業では、本体やアタッチメントの拡充を図るとともに、伐採だけでなく造林・育林までを含む林業現場向けのソリューションを提供します。

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ブラジルで稼働するコマツ林業機械