地域支援(日本の活動)

各事業所を中心に、地域社会との交流や、課題解決のための取り組みを行っています。

施設の開放

体育館・グラウンド・テニスコートおよび保養所など各種保有施設を開放するほか、各種行事を開催することで地域社会との融和・共生を図っています。

コマツ保有の運動施設、宿泊施設、集会所等の年間利用者数(国内)

2012年度 2013年度 2014年度 2015年度 2016年度

37,249人

37,768人

41,521人

53,462人

48,133人

工場開放イベントについてはこちらからご覧になれます。

コマツテクノセンタ「はたらくのりものちびっこ見学会」

年2回、コマツテクノセンタ(静岡県伊豆市)で開催する「はたらくのりものちびっこ見学会」は、大きな建設機械に実際に触れることで、子どもたちの夢を育むとともに親子の触れ合いの場を提供し、建設機械やコマツの企業姿勢について理解を深めていただくことを目的としています。

「はたらくのりものちびっこ見学会」入場者数

2012年度 2013年度 2014年度 2015年度 2016年度

1,492人

1,302人

1,254人

1,223人

651人

  • 2016年度は1回(春)のみ開催

コマツテクノセンタについてはこちらからご覧になれます。

「こまつの杜」での活動

「プレス機械でペンダントを作ろう」
プレス機械とはどういうものかを模型を使って学ぶ子どもたち

「こまつの杜」はコマツ創立90周年を記念し、2011年5月に石川県小松市に誕生しました。
ここでは、子どもたちに機械技術の体験や理科に親しむ機会を提供するとともに、里山を再現した公園を設け、子どもたちに自然観察や植物を育てる体験の場を提供しています。コマツOBが先生となり年間通してテーマ学習をする「わくわくコマツ塾」も開講し、世代を超えての交流が行われています。

「こまつの杜」来園者数

2012年度 2013年度 2014年度 2015年度 2016年度

43,524人

49,196人

62,671人

54,847人

57,115人

こまつの杜についてはこちらからご覧になれます。

農業・林業支援

石川県小松市はコマツ発祥の地です。コマツはこの地の地方活性化を目指し、農林業支援を行っています。

1)多機能ICTブルによる圃場均平化と直播栽培の推進

コマツは石川県と建機技術を使った農地改良と水稲コスト低減に取り組んでいます。
コマツが持つブルドーザーのICT施工技術を活用し田面の高精度均平化を実現することで米の生育が安定し収量・品質の向上が確認できました。
更にコマツは、耕起、均平、代かき、直播き、などの作業を1台で実施可能な多機能ICTブルドーザーの開発により使用設備の削減と、育苗・田植え不要で手間のかからぬ直播栽培を採用することで機械費と労務費の大幅低減に取り組んでいます。
石川県での実証試験においては「多機能ICTブルドーザー+直播栽培+新品種」の相乗効果で収量増と生産コストの大幅低減が確認されました。
今後はこの生産方法を全国に普及・PRしていきます。

耕起(ロータリー)作業
小型ICTブルドーザによる田面均平化作業
代掻き作業
直播作業

2)間伐材活用とバイオマス発電

粟津工場バイオマスボイラ/プラチナ大賞・経済産業大臣賞受賞

コマツは石川県および県森林組合と連携協定を結び、地域の森林に残された放置間伐材等を、木質チップに加工し有効に活用することで、林業の循環サイクルを生み出し、地域を活性化することに取り組んでいます。

コマツの粟津工場ではバイオマスボイラーを導入し、これらの木質チップを燃料として活用しています。発電+温水熱を利用することで熱利用効率の高い先進システムを構築するとともに工場エネルギー(電力、ガス、重油)とCO2の削減を図っています。また、生産性の高いチップ製造機械を県内企業が開発することで地域産業の活性化にも寄与しています。

これらの活動が広く認められて、2016年10月、第4回プラチナ大賞、経済産業大臣賞を受賞しました。

3)地元農産物の6次産業化支援

小松市は大麦、トマト、ニンジンなどの産地ですが、さらなる消費拡大による農家の所得向上が求められています。
コマツは小松市、JA小松市と連携協定を結び、大麦やトマトなどをピューレに加工し、さまざまな加工食品として販売することで6次産業化を進めています。コマツは自社の生産技術ノウハウを活かしてピューレ加工設備を見直し、安価な市販設備を活用することで、ピューレ加工コストの半減を図りました。ピューレ加工はJA小松市で事業化され、地元店舗以外にも販路を拡大しています。
また、このピューレなどを利用したトマトカレー、シチューなど種々のレトルト食品やお菓子類もJA小松市で開発され、駅や空港などで小松市の産物として販売されており、大きな事業に成長してきています。
コマツにおいても、これら商品を社内食堂等で積極活用し消費拡大に貢献しています。
このような農産物の6次化事業を通じて、地元農業の活性化支援を行っています。

トマトピューレで作ったレトルトカレー/地元の農産物を使用したJA小松市の6次化商品

4)ICTおよび自然エネルギー利用によるハウス栽培の高収益化支援

小松市はトマト栽培が盛んな地ですが、気候的な問題で春と秋の年2作にとどまっています。コマツはJA小松市と共同で、ICTによるハウスの環境データ(温度、湿度、日照量、CO2濃度)把握に取り組んできました。この結果、今まで見えなかった数値が「見える化」され、このデータを活用した栽培管理改善に活用されています。
更に、いしかわ農業総合支援機構、石川県農業試験場、JA小松市などと協力して、低コストな自然エネルギー(地下水、木質バイオマス燃料など)とICT環境制御技術の活用により高収益ハウス栽培事業の実証に取り組んでいます。
具体的にはコマツの地下水冷房技術を活用して夏季高温時でのハウス内地下水冷却を行い、トマトの夏越し通年栽培に取り組んでいます。2017年はこの栽培を石川県内で広く実証することによりトマトの収穫量向上や生産者の所得向上が期待されています。

ICTで管理された温室/地下水冷風ダクトを配置したトマト栽培ハウス

5)地元林業活性化支援

林業を活性化し、森林資源を有効活用していくことで、地域の良好な自然環境を維持していくとともに、森林の循環サイクルを永続的に回していけるよう、地元林業の支援を実施しています。
具体的にはコマツが保有するICTやドローンによる空撮解析技術を活用し、地元森林組合と一緒に森林資源の「見える化」を図るため、実用テストを開始しました。
また、コマツの林業機械(ハーベスタ)を利用した伐採・造材の機械化を推進し、施業の合理化・安全化などにも寄与しています。
更に、地元材活用推進の一環として、コマツ粟津工場の新設建屋(食堂等)やこまつの杜における一般開放施設などにおいて積極的に地元かが杉を利用し、地元材需要拡大に貢献しています。

ドローンによる森林の空撮解析と森林資源の「見える化」
コマツハーベスタによる材の伐倒・造材作業
かが杉を用いた粟津工場新食堂
かが杉を用いたこまつの杜「わくわくコマツ2号館」