Scope3 CO2排出量

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コマツは、生産/販売・サービス等で排出するCO2のほかに、サプライチェーン全体でのCO2排出量を把握し、その削減を目指しています。そのためにScope3 CO2排出量を毎年算定しています。

Scope1:コマツから直接排出するCO2(例:燃料燃焼時のCO2排出)
Scope2: コマツでのエネルギー利用に伴うCO2の間接排出(例:購入電力の使用に伴う発電時のCO2

Scope3:その他の間接的なCO2排出
(例) 上流;購入品の製造時に発生するCO2 など
  コマツ;通勤、出張時に交通機関が発生するCO2 など
  下流;建設機械などの製品使用時のCO2排出 など

コマツは、自社の持つKOMTRAX(コムトラックス)の実データをもとに、2017年度に生産した製品がライフに渡る稼働時に発生するCO2排出量(Scope3 カテゴリ11)を把握しました。
算定の仕方は次の通りです。

顧客使用に伴う排出量の算定

(1)各機種ごとに下記を計算

各機種ごとのライフに渡るCO2排出量
=(2017年度生産台数)×(燃費;L/kWh)×(エンジン出力;kW)
×(設計エンジンライフ;これを製品寿命とする;h)×(CO2換算係数)

(2)上記(1)を各機種で計算し、合計

  • ここで、KOMTRAXで燃費を取得できる機種については、各サイズごとの代表機種の燃料消費量、稼働時間データから燃費実績値を収集。それ以外の機種の燃費は開発のデータと上記KOMTRAXデータとの比較から計算。

その他、残りの14カテゴリについても、概略のCO2排出量を算定し、下記の円グラフになりました。

  1. LCA とは、個別の商品の製造、輸送、販売、使用、廃棄、再利用までの各段階における環境影響評価手法
  2. Scope1とは、事業者が直接的に排出するCO2(例:燃料消費)
  3. Scope2とは、事業者が間接的に排出するCO2(例:買電)
  4. Scope3とは、事業者が、サプライチェーンなどで排出するCO2(例:製品稼働時の排出、サプライヤーからの排出、輸送、出張、通勤)
  • 各カテゴリの算定にあたっては、国内、海外の集計範囲で算定していますが、カテゴリ(4)は、国内と一部の海外のデータで算定しています。又、カテゴリ(3)は海外データに一部推定が入ります。カテゴリ(13)はカテゴリ(11)に含まれます。

以上の結果から、製品使用時の排出量が総排出量のおよそ90%を占めていることが分かります。
これらのことから、燃費の良い製品はCO2削減に大きな効果を示すということが分かります。
コマツは、ハイブリッド建設機械(燃費25%向上)やダントツ商品(燃費10%以上向上)の開発やICTを駆使したスマートコンストラクションに注力しています。

また、参考までにLCA※1(Life Cycle Assessment)で把握した結果は、下記の円グラフです。

【参考】Scope1,2,3の円グラフ