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イノベーションによる環境への取り組み

代表取締役社長 大橋 徹二

ESGを重視した経営

コマツは1990年代から「環境」、「社会」、「ガバナンス」に地道に取り組み、社会の課題に対し本業を通じて応え、ステークホルダーからの信頼度を高めることを目標に事業活動を進めてきました。2016年4月にはこのような従来からの取り組みを中期経営計画「Together We Innovate GEMBA Worldwide」と連動させ、ESGへの取り組みをさらに積極的に進めてきました。また、これと関連して国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」の中から、コマツの事業と関係性の強い「気候変動」、「技術革新」、「持続可能都市」など、5つの目標を選定しました。
中期経営計画で地球環境に関して目指すところは、建設機械が稼働する現場、生産の現場などを革新し、CO2削減、資源の有効利用などの課題に取り組む事でコマツに対する信頼度を高めることです。

現場のイノベーションによる環境への取り組み

コマツの主要製品である建設機械では、そのライフサイクルにおけるCO2排出量のおよそ90%が建設機械の稼働時に排出されます。コマツは、2015年2月に日本で「スマートコンストラクション」の展開を開始しました。これは、ICT技術を用い、建機の作業機操作の自動化とともに、ドローンで計測した地形データ、設計データ、工程の進捗等の建設現場のあらゆるデータをつなぎ、安全、生産性を高めた未来の現場をお客様に提供するコマツのダントツソリューションです。まさに建設現場のイノベーションであり、これにより、エネルギー効率の良い、すなわち、CO2排出の少ない現場を実現できます。コマツは、この「スマートコンストラクション」をさらに推進し、環境性能に優れた未来の現場を広げていきます。
また、生産現場でもIoTによる生産の効率化を進めています。コマツでは2015年に2010年比で国内工場の電力量を半減する目標を達成し、その中で、IoTによる生産の見える化を進めてきました。その後、それを発展させ、生産設備の稼働状況など、生産データを一元管理するシステム:KOM-MICS(Komatsu Manufacturing Innovation Cloud System)を開発しました。今では、海外工場や協力企業にまでその範囲を広げ、生産現場のイノベーションを実現しようとしています。これにより、生産効率が高まり、CO2排出の少ない、また無駄な材料/資源の消費も抑えた環境負荷の少ない生産ができるようになります。
コマツは2017年4月にKMC:Komatsu Mining Corp.(旧Joy Global Inc.)をグループに加えました。今後はKMCとコマツ創業の理念を共有し、現場の革新をともに進め、環境の面でも課題の解決に取り組んでいきます。

2017年7月
代表取締役社長 大橋徹二