循環型社会形成への取り組み

リマン事業の展開

コマツグループは、エンジン・トランスミッションなどの使用済みコンポーネント(部品)をさまざまな工程を経て新品同等の品質によみがえらせ、再び市場へ供給するリマン事業を世界の12拠点に設置したリマン工場/センタで推進しています。
リマンとは「再生」を意味する「Remanufacturing」の略語で、お客さまに次のようなメリットを提供しています。

  • 新品と同等の品質及び性能を保証
  • 新品に比べ割安
  • 適正に在庫されたリマン品により、休車時間を短縮
  • リユース・リサイクルによる資源の節約、廃棄物の削減

グローバル拠点としてインドネシアに大型建機用エンジン・トランスミッション、油圧シリンダ等を供給するコマツインドネシア(Komatsu Indonesia:KI)、チリにエレキダンプトラック用コンポーネントを供給するコマツリマンセンタチリ(Komatsu Reman Center Chile:KRCC)を設置しています。
またインドネシア国内市場専用に大型建機すべてのコンポーネントを再生しているコマツリマニュファクチャリングアジア(PT Komatsu Remanufacturing Asia:KRA)を設置しています。
グローバル供給(コアの出し入れ)が困難な国(中国、ロシア、インド、ブラジル、ミャンマーなど)には個別にリマンセンタを設置しています。

リマン工場/センタ マップ
コマツインドネシア工場内 リマンセンタ

リマン情報の提供

各リマンセンタなどをネットワークで結ぶ「Reman-Net」をはじめ、リマン技術情報を共有する「K-WINS」を構築し、グローバルなリマンオペレーションの展開やリユース・リサイクルに積極的に活用しています。
また、ICタグや2次元コードを活用してリマン品の再生履歴管理を行い、品質管理や耐久性情報を把握し、コマツが最適な寿命を有するコンポーネントを開発する上で重要な情報をフィードバックしています。

今後の取り組み

使用済みコンポーネント(部品)の再使用率をさらに高めるため

  • リマン専用部品及びオーバーサイズ部品等の開発
  • 再生技術の開発(再使用判定、摩耗部再生、洗浄、熱処理等)

に取り組み、廃棄部品を削減することで、より一層のリユース・リサイクル活動を推進していきます。

リマン工程図

リマン取扱高推移 (2004年度を100とした指数)

生産における資源有効利用活動

1.廃棄物

生産活動における廃棄物発生量を減らすとともに、発生した廃棄物を再資源化して有効活用する「ゼロエミッション」活動を推進しています。
2016年度から、国内外とも新たに中期目標を設定し廃棄物発生量原単位の低減とリサイクル率の維持・向上のための活動を開始しました。
国内の廃棄物排出量原単位は、廃棄物の減量化、分別の徹底や有価物化の推進により2010年度比で7.9%低減しましたが路盤材の在庫低減や増産による一時的な木くずの増加により、前年度より悪化しました。リサイクル率は99.8%と過去最高値となりました。
海外の廃棄物発生量原単位も、分別の徹底などにより2010年度比で3.8%低減しましたが、品質対応による鋳物砂使用量の増加により前年度より悪化しました。リサイクル率は95.2%となり前倒しで2020年の目標値を達成しました。
今後は国内外とも廃棄物発生量が全体の半分近くを占めている鋳物工場を重点として原単位の削減を行い、中期目標の達成を目指します。

区分 基準年度 目標年度 目標値
廃棄物排出量原単位の削減 国内

2010年

2020年

10%以上

海外
リサイクル率の維持・向上 国内

維持

99.5%以上

海外

2020年

95%以上

生産活動における廃棄物指標

第三者保証チェック

国内廃棄物発生量(集計範囲:コマツおよびコマツグループの国内生産事業所)

国内廃棄物発生量(集計範囲:コマツおよびコマツグループの国内生産事業所)

海外廃棄物発生量(集計範囲:コマツグループの海外生産事業所)

海外廃棄物発生量(集計範囲:コマツグループの海外生産事業所)

2.水資源

2016年度から、国内外とも新たに中期目標を設定し水使用量の削減のための活動を開始しました。
国内は、地下水の使用量が多い北陸地区の事業所を重点に、工程内での再利用や日常管理による無駄の削除等により生産金額当たりの原単位を2010年度に比べて42.6%削減し前倒しで中期目標を達成しましたが、北陸地方の豪雪により例年より多く融雪水として地下水を使用したため、2017年度は2016年度と比較して6.9ポイント悪化しました。
海外でも工程排水の浄化によるリサイクルや無駄の削減等により、生産金額当たりの原単位を2010年度に比べて40.7%削減し前倒しで中期目標を達成しました。
今後も、国内外とも更なる水使用量の削減活動を推進していきます。

区分 基準年度 目標年度 目標値
水使用量原単位の低減 国内

2010年

2020年

40%以上

海外

10%以上

生産活動における水使用指標

第三者保証チェック

水使用量(国内)

水使用量(国内)

水使用量(海外)

水使用量(海外)