物流におけるCO2削減活動

第三者保証チェック

グローバル輸送のCO2改善状況について

(貨物重量当りCO2排出量原単位:kg-CO2/トン)

コマツは2011年より海外主要10事業所について輸送CO2の把握改善に着手しました。2006年より実施の国内と合せ全25事業所のグローバル連結ベースでの輸送改善を実施しています。
国内は生産工場に隣接した、金沢及び常陸那珂港利用率向上による輸送距離削減、内航船、鉄道利用による長距離陸上輸送の改善(モーダルシフト化)を重点継続実施しています。
2016年度の結果といたしましては、貨物重量当たりCO2排出量原単位にて4.7%改善できました。
海外はアジア地区(特に原単位の悪い中国)の荷量回復及び仕向け先変動による輸送距離増加にて対前年比は+6.5%と悪化しました。

グローバル輸送CO2排出量と原単位

グローバル輸送CO2排出量と原単位
* 原単位指数は基準年(日本:2006、海外:2011)での貨物重量当りのCO2排出量を100とした指標

国内輸送のCO2改善(近港利用拡大)

常陸那珂港利用拡大に向けて

常陸那珂港の利用拡大は隣接する茨城工場の車体出荷を中心に拡大してきました。2016年度実績で茨城工場車体出荷の98%は常陸那珂港を利用しております。2016年度さらなる使用拡大に向け、小山工場の東京港輸出コンテナを常陸那珂港から出荷可能かトライアルを実施しました。

  • トライアル内容および結果について。(2016年9月、10月実施)
  1. 常陸那珂港へコンテナチェックを含めた一日二往復が可能か。→二往復は余裕をもって可能。
  2. 常陸那珂港国内フィーダー船から東京港コンテナ船への接続は問題ないか。→国内フィーダー船が半日遅れたが、問題なく接続。
  • トライアルの結果を受けて、11月より利用開始。2017年1月より茨城工場向け海外調達品(協力企業含む)の輸入コンテナを常陸那珂港利用開始。
小山工場バンニング
小山工場バンニング
常陸那珂港内コンテナチェック待ち
常陸那珂港内コンテナチェック待ち
常陸那珂港内コンテナチェック
常陸那珂港内コンテナチェック
常陸那珂港内
常陸那珂港内
コンテナチェック通過
コンテナチェック通過
コンテナ入替え
コンテナ入替え
フィーダ船
フィーダ船

本件改善効果

常陸那珂港コンテナ輸出入量推移
  1. 輸送距離は同等であるが、倍量の輸送が可能。(コスト改善△22%)
  2. 輸入コンテナに対しては大幅なCO2排出量改善効果あり。
    国内陸上輸送距離;130km→4km (茨城工場直納分)
    CO2総排出量削減 33ton/年(茨城工場直納分;10本TEU/月として概算)

今後の課題

  • 常陸那珂港への集荷の推進と、それによるフィーダ船/コンテナ船の便数増。
  • 複数荷主/運輸会社の協業による、コンテナラウンドユース体制の確立。

海外輸送のCO2改善 近港利用

小松(常州)建機公司(KCCM);バンコクコマツ(株)(BKC)向け輸出物流・商流改善

コマツの海外グループ会社であるKCCM(中国 常州)では北米、アジア地区へ大物部品の供給を実施しています。BKC(タイ)向けの部品をKCCM直販(従来はKSC;小松山推建機公司経由)に変更し合わせて船積港を青島から上海に変更し国内輸送距離を大幅に削減しました。

本件改善効果

  1. 出荷港 青島→上海 トラック輸送距離 703km削減
  2. CO2削減効果 44.8ton/年