大会結果:コマツオープン2019

コマツオープン2019

T・ウィラチャンが同郷マークセンとのプレーオフを制しコマツオープン初優勝!


《石川県小松市 小松カントリークラブ 6,917ヤード パー72》

最終日:2019年9月14日(土)

参加選手:72人(プロ69人・アマチュア3人)

賞金総額:6,000万円

優勝賞金:1,200万円

《天気:晴れ 気温:28.3度 風向:北北西 風速:3.1m/s》

ギャラリー:2,201人(3日間:5,232人)


大会初日に50歳を迎え、シニアツアー初参戦となる丸山茂樹(50)の登場もあり、大きな盛り上がりを見せたPGAシニアツアー第10戦「コマツオープン2019」。
初日は、2週連続優勝とコマツオープン2勝目を狙う賞金ランク1位のP・マークセン(53=タイ)が7バーディーノーボギーで首位発進。2打差5アンダー2位に冨永浩(58)、3打差4アンダーに7人が続く中、連覇を狙うパク ブーウォン(54)はアンダーパーで37位、地元小松市出身の川岸良兼(52)は1アンダー26位。
また、「今日(9月12日)50歳の誕生日を迎えました」とスタートで紹介され、観客から大きな拍手と声援を受けた丸山茂樹は、3オーバー57位と苦しいスタートとなったが、ホールアウト後、誕⽣⽇のお祝いとしてコマツの960Eダンプトラックのミニチュア・似顔絵⼊りのケーキ・花束の贈呈を受け、笑顔を見せた。
  • 初日7アンダーで首位スタートを切ったP・マークセン選手
  • 2日目11アンダーで首位に立った 盧建順選手
  • コマツオープンでシニアツアーデビューを迎えた丸山茂樹選手
  • 初日ホールアウト後、誕生日のお祝いで笑顔を見せる丸山茂樹選手
大会2日目、終盤の4連続バーディーを含む7バーディーノーボギーの盧建順(59=台湾)が11アンダーで首位のマークセンを逆転。アプローチが良かったとのコメントもあったが、後半は10パットとパッティングも好調だった。一方、首位スタートのP・マークセンはスコアを伸ばせず通算10アンダーで2位。同じく2位には、冨永浩(58)がつけ、初優勝を狙う。PGA会長の倉本昌弘(64)は5アンダーで18位、地元小松市出身の川岸良兼は4アンダーで25位。シニアデビューした丸山茂樹が2オーバー53位と苦戦する中、同じくシニアルーキーでコマツオープンがシニアツアー3戦目となる塚田好宣(50)が9アンダーの4位タイと優勝圏内に入った。
  • 2日目5アンダーで18位タイにつけた倉本昌弘選手
  • シニアツアー3戦目となる塚田好宣選手は2日目を終えて優勝圏内に
  • 2日連続エージシュートを達成、長男の成輝さんと笑顔の髙橋勝成選手
  • イーグル賞を獲得した地元小松市出身川岸良兼選手

最終日、まさかの展開が待っていた。2位スタートのP・マークセンが、16番ホールまで順調にスコアを伸ばし優勝確実と見られたが、17番パー4で「8」をたたき、17番ホールを終えて13アンダーにスコアを落とすというまさかの大波乱。 この日65と猛追していたタイ出身のT・ウィラチャン(52)が通算14アンダーで先にホールアウト。
18番ホール、P・マークセンがバーディーで並び、38年来の友人という2人のプレーオフとなったが、1ホール目でT・ウィラチャンがバーディーを決めて大会初優勝、同郷対決を制しシニア通算2勝目を挙げたT・ウィラチャンが優勝賞金1,200万円を手にした。尚、注目された丸山茂樹は7オーバーでシニアデビュー戦を終えた。

今年から観戦エリアが拡充された13番ホール、最終日の「ワンオンチャレンジ賞」は、パク ブーウォン、廣田恭司(53)、米山剛(54)の3名が達成。
そして、髙橋勝成(69)が自身初めての2日連続エージシュートを達成し賞金50万円を獲得した。
また、ジュニアゴルファー育成の取り組みとして、14日(土)最終日のみ、石川県を代表する男女の高校生3名がエキシビジョン参加。シニアプロの匠の技を間近に感じながら堂々とプレーした。

丸山茂樹のシニアツアーデビューとなった本年のコマツオープンは、天候にも恵まれ、5,232人のギャラリーに来場いただき、大盛況のうちに幕を閉じた。

 

優勝副賞のPC20MR-3に乗って記念撮影をするT・ウィラチャン選手と大会会長のコマツ代表取締役社長(兼)CEO小川啓之