大会結果:コマツオープン2018

コマツオープン2018

日本シニアツアー参戦2年目パク ブーウォンが初優勝!!


《石川県小松市 小松カントリークラブ 6,917ヤード パー72》

最終日:2018年9月1日(土)

参加選手:72人(プロ69人・アマチュア3人)

賞金総額:6,000万円

優勝賞金:1,200万円

《天気:曇り 気温:24.0度 風向:北 風速:0.3m/s》

ギャラリー:1,670人(3日間:4,034人)


PGAシニアツアー第10戦「コマツオープン2018」の大会初日。この日は朝から雲行きが怪しく、午前9時18分に雷雨接近により一時中断。3時間10分の中断を挟んで午後0時28分に再開した。そんな中、12バーディとひとり気を吐いたのがタイ出身のタワン・ウィラチャン(51)。11アンダーで自己ベストの61はコースレコードで首位スタート。単独2位の平石武則(58)が7アンダーで後を追う形に。連覇を狙う昨年優勝の金鍾徳(57)は1番パー5で7メートルのイーグルパットを沈めて好発進。初日を1イーグル、4バーディの6アンダー3位タイにつけた。金鐘徳と同じ6アンダーにはその他、渡辺司(61)、プラヤド・マークセン(52)、パク ブーウォン(53)が並んだ。
  • コースレコードの11アンダーで初日トップのタワン・ウィラチャン選手
  • 前年優勝で連覇を狙った金鍾徳選手
雨の影響を避けるためスタート時刻を午前7時30分に変更して開始した大会2日目。日本シニアツアー参戦2年目のパク ブーウォン(53)が6アンダーで回り首位に立った。ショットの調子が良かったとのコメント通り、2番パー3、16番パー3をピンそば3メートルにつけバーディを重ね通算11アンダーとした。昨年からシニアツアーに参戦している地元小松市出身の川岸良兼(51)がこの日ベストスコアの6アンダーと猛ラッシュを見せ、通算10アンダー、2位タイにつけ、シニア初優勝を狙える位置につけた。また、PGA会長の倉本昌弘(62)は8バーディー、1ボギー、1ダブルボギーと出入りを繰り返しながらも5アンダー67で回って31位から首位に5打差の10位タイに、2012年の覇者、尾崎直道(62)は5バーディー、ノーボギーの67で回り、首位に4打差の通算7アンダー8位タイに浮上した。
  • 2日目、首位に5打差の10位タイにつけた倉本昌弘選手
  • 2012年の覇者 尾崎直道選手
  • コマツグランドシニア賞1位の室田淳選手
  • 惜しくも優勝を逃した地元小松市出身 川岸良兼選手

最終日。首位のパク ブーウォンに1打差でスタートした川岸良兼(51)は連続バーディーで好発進。その後2ボギーで後退したが、そこから粘りの4バーディーで首位のパクに1打差まで戻した17番でまさかの2度打ちのハプニング。
17番終わって首位と2打差となり、勝負あり。単独2位でフィニッシュし、地元での初優勝達成とはならならなかった。

パク ブーウォン(53) は、前日からの首位を守り通算15アンダーで日本シニアツアー初優勝を飾った。パクが獲得した優勝賞金1,200万円は韓国でのレギュラーツアー時代を含めて自身最高獲得賞金となった。

熊本・阿蘇シニアで通算20勝目を挙げた室田淳(63)は、通算11アンダーの単独5位に食い込み、60歳以上の上位者に贈られるコマツグランドシニア賞1位で賞金70万円を獲得した。

 

優勝副賞のPC20MR-3に乗って記念撮影をするパク ブーウォン選手と大会会長のコマツ代表取締役社長(兼)CEO大橋徹二