[リコール情報]ショベル・ローダーのオイルシールに関するリコールについて

2015年12月08日

 2015年12月08日、コマツは国土交通省に対して、下記のリコール届出書を提出しましたので、お知らせします。

リコール情報

届出番号
3713
届出日
2015年12月08日
開始日
2015年12月08日
対象車の車台番号(シリアル番号)の範囲及び製作期間
下表の通り
対象台数
4,296台
不具合の部位(部品名)
動力伝達装置(オイルシール)
不具合の状況
ショベル・ローダの静油圧式無段変速機(以下、「HST」という。)において、油圧ポンプのオイルシールの構造が不適切なため、始動直後ポンプ内圧が高くなり当該シールが変形することがある。そのため、シールが摩耗することでシール性が損なわれ、オイルがフライホイールハウジングに漏れ出し、そのままの状態で使用を続けると、漏れ出したオイルがフライホイールハウジング内でオイルの温度が高くなり、最悪の場合、フライホイールダンパが溶損し、走行不能となるおそれがある。
改善措置の内容
全車両製作年月日を確認し、以下のいずれかの改善を行う。
①対策品のオイルシールが組み込まれた油圧ポンプ一式に交換し、さらにフライホイールハウジングカバーを交換してブリーザとドレンコックを追加するとともに、ドレンコック追加による定期点検事項を取扱い説明書に追加する。また、フライホイールハウジング内にオイル漏れがあった場合は、フライホイールダンパを新品と交換する。
②フライホイールハウジングカバーを交換してブリーザとドレンコックを追加するとともに、ドレンコック追加による定期点検事項を取扱い説明書に追加する。
③ドレンコック追加による定期点検事項を取扱い説明書に追加する。
自動車使用者等に周知させるための措置
  • 使用者:直接電話またはダイレクトメール等により連絡する。
  • 自動車分解整備事業者:使用者を把握しているので周知のための措置は特にとらない。
  • 改善実施済車:ステッカ(No.3713)をキャブ内側の後部窓左下に張り付ける。

対象となる車

※リコール対象車の車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれている場合があります。

※ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、予告なしに変更される場合があります。