リベリアにおける日本政府/UNIDOによる人材育成プロジェクト第2期も継続支援

2016年04月01日

 コマツ(社長:大橋徹二)は、日本政府が資金提供し、UNIDO(国連工業開発機構)が推進している「リベリアにおける技術・職業訓練支援による若者の雇用促進プロジェクト」について、第1期に引き続き、第2期も支援することとなりました。2016年4月より開始される第2期プロジェクトに先立ち、日本政府とUNIDOによる調印式が3月10日にリベリアで行われました。
    2013年に開始された本プロジェクトに対して、コマツは2014年から支援を行っており、これまで中古建設機械の無償提供、日本でのインストラクター教育受け入れ、帰国後の継続的なフォローアップ、トレーニング資料の提供などを実施してきました。2014年に発生したエボラ出血熱により一時活動を休止したものの、若者の人材育成支援は中長期的な重要課題であり、コマツは第2期活動に対しても、継続して建設機械の教育に関するノウハウやアドバイスを提供するために、インストラクター教育受入れや日本からの指導者派遣、教材や設備提供なども実施する計画です。
    リベリアは、鉄鉱石等の埋蔵国であるとともに、近年の経済発展によるインフラ整備が計画され、中長期的な建設・鉱山機械の需要増加が見込まれています。将来的な市場の需要を着実に取り込むためにも、現地の人材育成は重要課題となります。コマツはCSR活動の一環として、雇用に直結する人材育成を世界各地で推進しており、本プロジェクトも地域ニーズに対応した活動として、販売代理店の協力のもと、支援してまいります。

[調印式の様子]

左はUNIDOのManaging DirectorであるPhilippe Scholtes氏、右は駐ガーナ日本特命全権大使の吉村馨氏。

<プロジェクトの概要>
・プログラム(学校)名称 : Japan Heavy Equipment Operator School (JHEOS)
・目的 : リベリアの鉱山・建設・農林業分野における若者雇用促進のための技能促進・人材育成
・出資者 : 日本政府(無償資金協力として提供)
・実務推進者 : UNIDO

<第1期プロジェクト(2013年4月~2016年3月)の経緯とコマツの支援内容>
2014年5月 インストラクター4名が来日し、コマツが3週間のオペレーター教育を実施
2014年6月 学校開所式
2014年8月 エボラ出血熱の影響で学校一時休止(休止期間中はメール等によるインストラクター支援継続)
2014年12月 コマツが学校に対して中古の油圧ショベルPC200を無償提供
2015年4月 学校が一部再開
2015年8月 第1回修了式(149名が修了)

<第2期プロジェクト(2016年4月~2018年3月)のコマツ支援計画>
・プログラム内容向上のための教材や設備に関するノウハウ提供
・コマツ施設でのインストラクター教育受入れ
・日本のコマツから指導者を派遣しインストラクターを指導、など

管理番号 002 (2564)
コマツ サステナビリティ推進本部コーポレートコミュニケーション部
tel: 03(5561)2616
mail: JP00mb_cc_department@global.komatsu

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