ICTブルドーザーとICT油圧ショベルが日本機械学会賞(技術)受賞

2016年03月23日

 コマツ(社長:大橋徹二)は、このほど一般社団法人日本機械学会が選定する2015年度日本機械学会賞(技術)を「建設現場の施工形態を改革するICTブルドーザーとICT油圧ショベルの開発」で受賞しました。4月21日に開催される日本機械学会総会にて贈賞式が行われる予定です。日本機械学会賞は、日本の機械工学・工業の発展を奨励することを目的に1958年に設けられた、権威と歴史のある賞のひとつであり、コマツは2010年度以来5年ぶり4度目の受賞となります。
    今回、受賞の対象となったICTブルドーザーは、整地の仕上げ作業時だけではなく、掘削作業時を含む全てのブレードコントロールを自動化した世界初(*1)の自動ブレード制御機能を搭載し、作業効率の大幅な向上を実現しました。ICT油圧ショベルは、GNSS(GPS+GLONASS)アンテナと基準局から得たバケット刃先の位置情報を施工設計データと照合しながら、設計面を傷つけないように作業機(ブーム、アーム、バケット)操作を制御する、世界初(*1)の「インテリジェントマシンコントロール」を実現しています。
    日本機械学会賞(技術)は、技術の独創性や優秀性のみならず、社会貢献や事業に関する実績などが評価されます。コマツは、2013年6月にICTブルドーザーを市場導入し、引き続き2014年10月にはICT油圧ショベルを市場導入しており、これらのICT建機は現在、日本・北米・欧州で稼働しています。また日本では2015年2月より、建設現場のあらゆる情報をICTで繋ぎ、安全で生産性の高い「未来の現場」を実現するソリューション事業「スマートコンストラクション」を開始し、これまでにICT建機の国内の導入現場数(*2)は1,000を超えています。
    コマツはこれからもICT建機の導入により、従来の建設機械販売ビジネスからICT施工のトータルソリューションを提供するビジネスモデルへの進化を加速し、今後も新しい価値を創造するイノベーションを起こしていきます。

(*1) 当社調べ。市販ベースの主要7機種(クローラー式油圧ショベル、ホイール式油圧ショベル、ホイールローダー、ブルドーザー、モーターグレーダー、リジッド式ダンプトラック、アーティキュレート式ダンプトラック)において。
(*2) ICT建機の国内導入を開始した2013年9月からの累計現場数。

 

[今回受賞した建設現場の施工形態を改革するICTブルドーザーとICT油圧ショベル]

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