粟津工場にて地元「かが杉」を用いた新食堂が竣工

2016年04月28日

 コマツ(社長:大橋徹二)は国内の主力工場のひとつである粟津工場 (石川県小松市)の敷地内に、地元石川県の「かが杉」を用いた新食堂を竣工し、5月度より利用を開始する予定です。
    粟津工場では、コマツ発祥の地である石川県の農林業支援を継続実施しており、今回、地元林業の活性化支援の方策のひとつとして、「かが杉を用いた木の香漂う食堂」をコンセプトに新食堂を竣工しました。内外の壁板は杉板貼りとし、テラス部は北陸地方(*1)で初めてとなるCLT(*2)工法により設置しました。
    CLT工法は木材による高層建設が実現することから注目を集めており、国は本年度以降、本格的な普及拡大を目指しています。今回のコマツの取り組みが地元用材の需要拡大の契機になればと期待しています。
    コマツは2015年3月に林業支援の一環として粟津工場内にバイオマス蒸気ボイラセンタを設置し、未利用間伐材を燃料として使用することで、地元用材の需要拡大に寄与してきました。また2015年4月には「こまつの杜」(石川県小松市)においても、地元用材を用いた事務所棟「わくわくコマツ2号館」を建設しています。今後も引き続き、地元用材を活用した施設の拡充やバイオマス燃料の利用などを通じて、地元林業活性化支援に取り組んでいく予定です。

 

[新食堂外観]

(左) [テラス部(CLT工法)]、  (右) [新食堂内部]

 

[粟津工場新食堂概要]
① 建築延べ面積: 2階建 2,200㎡
② 「かが杉」利用量: 約35m3 (内外壁板約9m3、CLT材約26m3)
③ 収容人員: 800人
④ 総工費: 約6億円

 

(*1) 当社調べ。富山県、石川県、福井県、新潟県の4県内において。
(*2) CLT(Cross Laminated Timber)とは、ひき板を繊維方向が直交するように積層接着した重厚なパネル。既に欧米を中心に中高層建築物等に利用されており、国内においても、中高層建築物等へのCLTの活用による新たな木材需要の創出が期待されている。

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