2021年3月期 決算短信 [米国基準](連結)

2021年04月30日

 コマツは、本日2021年3月期決算を公表しました。概要は以下のとおりです。

1.2021年3月期(連結:米国基準)の概要
    本中期経営計画の2年目となる2021年3月期(2020年4月1日から2021年3月31日まで)の連結売上高は2兆1,895億円(前期比10.4%減少)となりました。新型コロナウイルス感染拡大の影響により不透明かつ不確実な状況下、建設機械・車両部門では、第3四半期以降、一般建機を中心に需要の着実な回復が見られたものの、通期では第2四半期までの需要減少の影響が大きく、売上高は前期を下回りました。産業機械他部門では、自動車業界向けの鍛圧機械、板金機械及び工作機械の設備投資が低調に推移したことなどにより、売上高は前期を下回りました。
    利益については、固定費の削減に取り組んだものの、建設機械・車両部門の販売量減少及び構成差、円高の影響などにより、営業利益は1,673億円(前期比33.3%減少)となりました。売上高営業利益率は前期を2.7ポイント下回る7.6%、税引前当期純利益は1,627億円(前期比27.0%減少)、当社株主に帰属する当期純利益は1,062億円(前期比30.9%減少)となりました。

2.2022年3月期(連結:米国基準)の連結業績の見通し
    建設機械・車両部門では、当期に引き続き需要が着実に回復し、新型コロナウイルス感染拡大前の水準に戻ることから、増収増益となる見通しです。地域別では、アジア、北米、中南米を中心に需要伸長を想定しています。中国では春節後の販売シーズンを当期に2度迎えた影響から需要が減少するものの、世界の需要全体では当期を上回る見通しです。鉄鉱石、銅、金鉱山向けの鉱山機械需要が堅調に推移することに加え、石炭鉱山向けの需要が回復基調に入ることが見込まれます。利益については、販売数量増加や構成差、販売価格の改善により増加する見通しです。
    リテールファイナンス部門では、新規取組高の増加などにより、増収増益となる見通しです。
    産業機械他部門では、自動車業界向けの工作機械及び半導体市場向けエキシマレーザー関連事業の販売が増加することが見込まれ、増収増益となる見通しです。
    本業績見通しにおける為替レートは、1米ドル=105.0円、1ユーロ=124.0円、1人民元=16.0円を前提としています。

※コマツにおける「市場」の位置づけ
伝統市場:日本、北米、欧州
戦略市場:中国、中南米、アジア、オセアニア、アフリカ、中近東、CIS

3.配当金
    当期の配当金については、当期の業績及び今後の事業展開等を勘案し、期末配当金は、前回の配当予想25円から1株につき普通配当2円を増額するとともに、当社創立100周年(2021年5月13日)の記念配当10円を予定しております。これにより当期末の配当金は37円となり、直近の配当予想より12円の増額となります。当期の年間配当金は、既に実施している第2四半期末の配当とあわせ、1株につき55円となり、前期(2020年3月期)実績から39円減配、連結配当性向は48.9%となります。第152回定時株主総会(本年6月18日に開催予定)に提案する予定です。
    次期の年間配当金については、1株当たり62円を予定し、当期より7円増配となります。

関連情報

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