対人地雷処理と復興支援(最新活動)

コマツは2008年から認定特定非営利活動法人「日本地雷処理を支援する会(JMAS)」と提携し、カンボジアとアンゴラにおいて対人地雷の被害に苦しむ地域の地雷除去活動、ならびに復興までのコミュニティ開発事業のプロジェクトを行っています。我が社の専門技術やモノ作りに関する知恵を活用して開発した、対人地雷除去機や建設機械が現地で活躍しています。

これまでの取り組みはこちらからご覧になれます。

カンボジアでは計9つの村で約1,500haの地雷除去、約50kmの道路建設を行い2008年当初から導入した対人地雷除去機の実働は最長で8,000時間になります。

昨年9月、コマツの協力企業で組織されているみどり会(※)が海外視察でカンボジアを訪問し、地雷除去の現場や現地の小学校を見学しました。またこの訪問に合わせ、みどり会は小学校に井戸や貯水槽を寄贈し、生徒や先生のみならず周辺の住民にも利用されています。
このプロジェクトによって設立された小学校は今年で8校になりますが、8校目はみどり会の企業である(株)室戸鉄工所(石川県小松市)が自社の創立80周年を記念し、同社の社員の募金と会社の寄付によって建設しました。

5月に開校式を迎えた8校目のチョコングル・ムロト・コマツ小学校

DATA

カンボジアにおける地雷除去と復興支援の実績(累計)

項目 実績(2016年度まで累計)
除去面積

1,517ヘクタール

道路建設

49.1km

学校建設数

8校(生徒数 約600名)

コマツの対人地雷除去機
インフラ整備をするコマツの建設機械

昨年の8月からはラオスにおける不発弾除去活動の支援も始まりました。
ラオスは、国土の約36%が不発弾に汚染されており、その多くがクラスター子弾で子どもや農民が毎年被害にあっています。
ラオスの不発弾処理部隊であるUXO-LAOと日本のJMASが中心となって行っているクラスター子弾処理の機械化事業に対して、コマツは機材の無償貸与と技術支援を行っています。
対人地雷除去機同様、コマツのこれまでの経験と技術を駆使し、油圧ショベルPC130-8をベースに不発弾処理用の除去機を開発しました。
初年度は626個の不発弾を除去し、88haの土地を安全な土地に戻しました。

油圧ショベルをベースに開発された対人地雷除去機(不発弾処理用)
クラスター子弾

コマツでは「出前授業」として、社員が日本国内の学校に赴き、小学校から大学までの幅広い世代の若者に、これらの活動を紹介しています。2016年度は10校の小中学校で授業を行いました。
2月に中学2年生向けに行った出前授業では「国際貢献の前に自分の命の心配をしたことはありませんか?世界の人達を救うのであれば大丈夫なのですか?自分もそう思える人になりたいです。」などの感想や「地雷があるからその国に行かないのではなくて、地雷があるからこそその国に行ってたくさんの人を救うという勇気のある行動を私は見習いたいです。」との感想文がありました。
出前授業が未来を担う子どもたちが自分の将来や生き方について考える機会になるよう、今後も継続してまいります。

出前授業後の奈良県生駒市の中学校2年生の感想文
小学校での出前授業の様子
わな式対人地雷の模型を使って地雷の恐ろしさを説明する