中長期目標と進捗

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2015年のCOP21において、長期的なCO2削減目標が示される中、コマツとして気候変動対策に貢献するために、中長期目標(2020年、2030年)を設定し、2016年度からこれを目標に活動を進めることとしました。
建設機械製品のライフサイクルでのCO2発生を見たとき、建設機械稼働時に排出するCO2が、その90%程度と大部分を占めていることから、今回、2030年までの建機製品の燃費目標も設定し、ライフサイクル全体でのCO2削減に取り組んでいきます。
また、日本国内の生産におけるCO2削減に関しては、2011年の東日本大震災後の電力事情を考慮し、一層厳しい目標を設定しました。
また生産に関しては、CO2だけでなく、廃棄物発生量や水投入量についても国内・海外工場での目標値を決め、資源の有効利用を進めます。物流でのCO2も今回初めて2030年までの中長期目標を設けました。
さらに、2016年度からの中期経営計画(2016~2018年度)では、ESGへの取り組みの強化推進を表明し、建設機械製品の作業量当たりCO2排出量削減についても、重要指標として目標を設定しました。

中長期目標

区分 対象 適用 指標 基準年 中長期目標
(削減率)
進捗(結果)
2016年度
2020年 2030年
生産

CO2

国内

原単位改善率

2000年

57%

65%

41.0%

海外

原単位改善率

2010年

32%

40%

28.7%

廃棄物

国内

原単位改善率

2010年

10%

20%

14.1%

海外

原単位改善率

2010年

10%

20%

15.1%

国内

原単位改善率

2010年

40%

50%

49.6%

海外

原単位改善率

2010年

10%

20%

32.9%

物流

CO2

国内

原単位改善率

2006年

32%

39%

22.4%

海外

原単位改善率

2011年

13%

22%

-9.3%

建設機械製品

CO2

ハイブリッド油圧ショベル

燃費削減率

2007年

40%

45%

開発中

ノーマル車(非ハイブリッド)

20%

25%

2~14%

  • マイナスは増加を示す

中期経営計画での追加目標

区分 対象 適用 指標 基準年 2025年目標
(削減率)
進捗(結果)
2016年度
建設機械製品使用時CO2

CO2

全世界で生産した建設機械

作業量当たりCO2削減率

2007年

25%

7.4%

SBT(science-based targets)認定

コマツのCO2削減目標は、2017年4月11日SBTとしての認定を受けました。
SBT(science-based targets)とは、「科学と整合する目標設定」のことです。
COP21(パリ協定)で世界各国のCO2排出量削減目標が提出されましたが、目標値を合計しても、2100年の地球平均気温が、産業革命前のそれと比べ、気温上昇が2℃以下に抑えられません。そこで世界の企業がより精査した上で、削減目標を見直し、2℃以下に到達するようSBTi(SBTイニシアチブ:CDP,Global Compact,WRI,WWF)が支援し認定するものがSBTです。
コマツのSBTは、2℃以下に抑えるシナリオ(IPCC:RCP2.6)の要求を満たしています。

コマツのSBT

  1. SCOPE1+2:原単位 -49%(目標年2030年;基準年2010年)
  2. SCOPE3:総量 -46%(目標年2030年;基準年2012年)
  • 2015年に新中長期目標(2020年、2030年)を開示しているが、SBTiの要請(国内外を同一基準年とする等)が新中長期目標と条件が異なるため、目標数値は違うが、削減率は同等である。