トップメッセージ

代表取締役社長(兼)CEO 大橋 徹二

ESGへの取り組みを通じて、持続可能な社会づくりに貢献します。

代表取締役社長(兼)CEO 大橋 徹二

ESGを重視した経営

2017年度は、米国大手鉱山機械メーカーであるジョイ・グローバル社(現 コマツマイニング株式会社)をコマツグループに新たに迎え、鉱山機械事業の拡大を図りました。また、ESG(環境・社会・ガバナンス)に関する課題への対応として、「スマートコンストラクション」や「無人ダンプトラック運行システム(AHS)」等、コマツグループの強みである、ICTやIoTを活用したソリューションを展開し、現場の安全・生産性の向上と環境負荷低減の実現に努めてまいりました。

3カ年の中期経営計画「Together We Innovate GEMBA Worldwide -Growth Toward Our 100th Anniversary (2021) and Beyond-」の最終年度となる2018年度も「イノベーションによる成長戦略」「既存事業の成長戦略」「土台強化のための構造改革」を3つの経営戦略として引き続き着実に取り組み、社会が要請するESG活動と連動させつつ、コマツ創立100周年である2021年とその先の将来に向けて成長を加速させてまいります。

また、ESGへの取り組み強化と関連して、国際社会が目指す共通の目標として制定された「持続可能な開発目標(SDGs)」にも貢献してまいります。マネジメント陣による多面的な議論の末、以下の5つが最もコマツの事業との関連性が深いゴールと確認しましたので、特にこれらの5つに中心的に取り組みながら、包括的にSDGs全体の達成に貢献していきます。

事業との関連性が深いSDGsのゴール

  • SDGゴール8:経済発展と適切な雇用
  • SDGゴール9:インフラ・産業技術革新
  • SDGゴール11:持続可能な都市
  • SDGゴール13:気候変動対策
  • SDGゴール17:協業

社会・環境活動における象徴的な取り組み

今回より一つのレポートとして非財務情報をまとめた『CSR・環境報告書 2018』では、コマツが事業を展開する地域においてこれまで実施してきた社会・環境活動について、特に象徴的な取り組みを3つ選び出し、特集記事の形でご紹介しています。

コマツのDNA

「地域社会との共生」と「人材育成」の精神は、コマツが特に大切にしてきた考えです。およそ100年前の創業時から現在、そして未来へと脈々と受け継がれるこれらの思想を、「製品」ではなく「人」の観点からお伝えします。

コマツならではの環境対策

エネルギーなくして事業運営は成り立ちません。事業活動における電力使用と環境対策のあり方について、コマツは地域社会の皆さまと一緒に考えました。その実例を、粟津工場の電力削減活動やバイオマス発電などを通じてお伝えします。

コマツの社会貢献(カンボジアの地雷除去活動と復興支援)

コマツはカンボジアの地において、2008年から対人地雷の除去活動と復興支援を行なっています。カンボジアの村に安全で快適な生活が訪れることを共に願うパートナーと一緒に、日々の活動に取り組む様子を現地からお届けします。

お客さまと取り組む新しい価値創造

機械を扱うメーカーにとって、製品の品質と信頼性が重要であることは言うまでもありません。しかし、これからの時代は、品質と信頼性だけに主眼を置いた事業活動は難しくなっていくものと私は考えています。お客さまとの徹底した対話を通じて、お客さまが実現したいと考えている将来像を共に探っていくことで、見えてくるものがある。それが真の「新しい価値」なのではないかと考えています。

未来はどのように変化していくのか。その中で企業は、産業界は、社会はどういった役割を担っていくのか。こうした議論を深めていく過程で、求められている製品やサービス、ソリューションの姿が見えてくるものと信じながら、価値創造に向けた活動を推進してまいります。

SLQDCを原則とした行動

社会において企業が果たすべき役割の重要性が高まっている今日、社員一人ひとりが「企業の社会的責任」を十分に自覚し、狭い意味での法令にとどまらず、社会一般に尊重されているビジネス社会のルールを遵守することが、社会の信頼に応えるために不可欠です。

私は社員の皆さんに、何かに迷ったときには「SLQDC」の優先順で判断、行動して欲しいと伝えています。これはSafety(安全と健康)、Law(法令遵守・コンプライアンス・環境)、Quality(品質と信頼性)、Delivery(タイミング)、Cost(コスト)の頭文字を取ったものです。社内・社外を問わず、安全と健康を最優先テーマとして日々の業務にあたることが必須であると私は考えています。

最後に、コマツは、「企業価値」とは、社会とすべてのステークホルダーの皆さまからの信頼度の総和であると考えています。この変わらぬ指針のもと、中期経営計画のターゲットである2019年3月、そしてコマツの100周年にあたる2021年とその先の将来に向け、ESGへの取り組みを更に強化してまいります。また、国連グローバル・コンパクトやWBCSDなどのイニシアチブにも積極的に参加しながら、社会・環境に対するグローバル企業としての責任を果たしてまいります。

2018年7月
代表取締役社長(兼)CEO 大橋 徹二

コマツは「国連グローバルコンパクト」(UNGC)に署名しています。
UNGCが提唱する10原則と、コマツの取り組みの関係については、こちらをご覧ください。

コマツは「持続可能な開発のための世界経済人会議」(WBCSD)に加入しています。
こちらをご覧ください。